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仕事の選択

 医学部だと臨床の医者として病院に勤めるのがデフォルトなので、同じように4年制の大学を出れば会社に勤めるのがデフォルトだと思っていた。臨床やらずに基礎に行くというマイナーな道を選んだことで、高収入とか社会的地位とか、一般に医師になれば手に入るはずのものではなく、別の価値を見出して生活しているのだ、というふうに思っていた。4年制の人の場合は、そうではなく、研究室配属がありそのまま何も考えないと、修士に行って博士に行って研究業界に残る、ということになるのだろうか…。この気持ちの持ち方、研究する道を積極的に選んだのではない、というのは若い時にはそれでもいいのだろうが、いつまでもそういうのだと、慣れ親しんだ変化が少ない狭い世界にいる方が楽、ということになり、色々辛いんだろうな。研究職に向いていないから、あるいは大学などの研究職の待遇の悪さに興味ないから、会社へという方向しか考えてこなかったが、逆向きもあるのか、ということに今更ながら気が付くのだった。という私は、病院なんかで働いたら絶対にうまくやっていけない自信はあるので、これまで気が付かなかったのがおかしいくらいではあるのだが。。。

by uchinadap | 2017-12-29 19:53 | ラボその他 | Comments(0)