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シンポが終わって、日が暮れて

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秋の病理学会は無事に目標人数も超えて盛会のうちに終わった。シンポ3もそこそこ人が入り、質疑応答タイムも「しーん」とすることはなく、座長が質問しなきゃいけないことなく、よかった。ワークバランスとかは、個体差が大きいため「こうあるべきだ!」みたいな方針を決めるのは無駄だと思っている。なので、昨年から病理学会がやっている「絵巻」シリーズはいい試みだと思っている。お互いの体験を共有し、頑張っているのは自分だけじゃないとか、そういう連帯感のようなものを持つことで助かる人もいるだろうし、そこに男女差は無いはずである。
 病理学会に於いては会員の女性が全体に占める割合は25%で、評議委員のそれは17%だ。だからといって、数をあげるために質を落とすのは反対だ。こういうシンポジウムでもイマイチな人は呼びたくない。そういう人を無理やり出して喋らせるのは逆効果だと思っている。今回のシンポジストの皆さんはデータのしっかりさ加減はもちろんのこと、分野の違う人へ向けたプレゼン方法も素晴らしく、オーガナイザーとして誇らしい気分にさせて頂いた。出来る人に本来の仕事を思い切り発表してもらう場を与えることが、私は大切だと思っており、私自身にシンポジウムを企画してみろと機会を与えてくださったことに感謝している。

by uchinadap | 2016-11-13 16:42 | 学会・旅など | Comments(0)