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現場感覚

 昨日は初めてお会いする方のセミナーだった。その前にディスカッションをして頂いたのだが、実験そのものをしっかり把握されており、私の示すいちいちに的確かつオリジナルな質問があり、こちらが疑問に思っていたことなどの答えもさっと出てくる。なんというか現場に近い感が感じられ、また実験そのものにもこだわりのある先生だった。やはりこういうのは論文を読んだだけではわからなく、会って話してみないとわからないものである。実践の現場から離れてもおかしくないような身分になってくると、それでも実験のプロトコルや結果を詳細に把握していたいタイプ(研究が目的のタイプ)と、そんなことはいいから結果だけ欲しいタイプ(研究は手段のタイプ)分かれてくるように思う。小ボスがいるかとか、学生やポスドクの質とかにも依るのだろうが、前者である環境を確保していきたいものである。

by uchinadap | 2017-05-13 15:40 | ラボその他 | Comments(0)